畑のイチゴ畝の横でミシシッピアカミミガメの産卵に立ち会えた7月23日(日記:前半、後半)からまもなく4ヶ月です。産卵した母亀は送り先の理科大学にて研究飼育されることになり、卵は標本になったことを後半日記に追記しました。
幼体名ミドリガメで有名なミシシッピアカミミガメ(以下、アカミミガメ)にまたもや遭遇してしまいました…。
遭遇場所は畑横の用水路です。
(駆除対象なので)なんで気付いてしまったの自分…と怒哀感情全力で頭を抱える瞬間。
呆然としながらも、とっても愛くるしい仕草なため、しばしアカミミガメのドラマ『越えられぬ壁』を数十秒鑑賞し、道具を取りに戻ってから捕獲しました。
なんだろう、なぜだかとても綺麗なアカミミガメに見えまして。
過去何度かのアカミミガメ捕獲を前身ブログでも遡り、生体写真を見直して見比べましたが、素人目からするとだいたい野生じゃなさそうな綺麗な状態の亀に見えちゃいます(苦笑)。
野生か野生じゃないかはわかりませんが、遺棄された亀よりも、飼い主さんが絶賛捜索中の迷子亀であって欲しい、その願いしかないです。
尼崎の警察署に届けていますので、お心当たりがある方、お声掛けくださると幸いです。
私もアカミミガメが人間のせいでとんでもない状況に追い込まれている事態はここ数年で知ったばかりです。毎回気が滅入るものの、アカミミガメが外来種だと知ることが大切だと思う部分は変わりません。
知れば知るほど情けない気分になっている場合ではないので、とにかく一人でも多く、アカミミガメの現状についての理解が拡がって欲しいところです。
環境省のサイト内の、日本の外来種対策『アカミミガメ』https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/akamimi.html が参照にしやすいかと。他にも各地でアカミミガメ対策活動サイトが運営されています。
駆除対象ながら、生息数が莫大過ぎるが故、過剰な駆除は亀自体の減少による生態系のバランス崩れが懸念されるという…。対策案が行き詰まるほど(行き詰まったまま、が正しいのでしょうか?)日本でアカミミガメが増えすぎちゃっているんですね。
ひとまずは今回の10cmほどの綺麗なアカミミガメが飼い主さんの元へ戻ることができるよう願っております。