イチジク大好きさんではなくハナムグリにチュッチュされているイチジクのルビー色の雫は悔し涙か嬉し涙か。
低温曇天と雨続きで収穫できずが11日目。
過去にこの状態が3週間以上続いた年もありましたし、9月は雨と台風を避けられない季節なので”心情運用”も毎年鍛えておりますが、今回もとてもキツうございます。
ただ、声を大にして伝えたいことがあるので今回はその件を。
今年も酷暑で8月中に最盛期に突入できず、お届け待ちのイチジク大好きさんもたくさん待機していただいています。
同時に、取扱い頂いているお店にも出荷中止を申し出る日々です。
販売予定が中止になり、メニューにあるものが提供できない状態です。
あるはずのものがない状況の説明は労力と時間を要します。
通常、巷ではこれだけ出荷が停止したり不安定だとそっぽを向かれる案件です。
ですがどのお店のオーナーさんもイチジクの難儀さに理解を示してくれています。
これは本当にすごいことだと思うのです。
こちらの「収穫がない」に対して、「あ、そう。じゃあもういいよ、いらない」ではなく、待っていただいています。
ご商売上での農援の本物さは相当だと思うのです。
この点に注目していただきたいです。
なかなか表に出ない部分かと思います。
取扱い頂いている店舗のオーナーさんがどれだけイチジクへの理解を示していただいているか、協力くださっているかを改めて伝えたい次第。
粋なオーナーさんたちへの農援は、当イチジクへの農援に直結しています。
ぜひ、お出かけ先のお近くに粋なオーナーさんの店舗がある際は、ぜひとも足を運んでいただけたらと願います。
たくさんのオーナーさんにお届けできない日が続いている裏舞台で感じていることを今回は吐露してみました。
なるべくそのまま、イチジクの悔し涙と嬉し涙がそのまま丸ごと伝わりますように。