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★ わらう門にはカミ来る。

梅雨が始まる前に一旦終了できたイチジクの芽かき第1期。

終了間際にご対面できたキボシカミキリがこちら。

新芽でくつろいでいたところ、目があった途端にコミカル逃走。

イチジクと一緒に、笑う門にはカミ来る!と呟いた瞬間。

見逃しを逃れて安堵ですよ。

福のカミは今、小作の愛猫フィグの気まぐれ鑑賞玩具として虫かごの中で元気に動き回っております。

数日後には梅雨入りかと噂されている中、野を越え山を越え、豊かな里山の農友さんを訪ねまして。

お宝である藁を譲っていただきました。

幼竹も採取でき、万々歳です。

肥料兼堆肥に大活躍の幼竹は、ちょうど昨春に農友さんに効果抜群だと教えていただき試しに当畑でも取り入れ中なのですが、使いたい時期に出てきてくれないという難点が大きく、今季は昨年に比べると半月遅れでした。

農友さんに「幼竹の様子どうですか出ていますか」と幾度と尋ね。

里山よりも温暖な尼崎気候のおかげで当畑の(一角が竹林化中なので)細~く細~い幼竹を分割しながら夏野菜の畝に投入してきた5月を経て。

そんなわけで里山の太~く太~い幼竹にうっとり。

4月から出てきてくれたらなぁ、と溜息こらえながら収穫しましたわぃ。

自然素材なので思い通りにはいかないですが、お宝は目一杯活用しまっせ。

藁はかぼちゃ、スイカ、マクワウリの敷物に使います。

貴重な藁を譲っていただいた代わりに農作業を少しでしたがお手伝いを。

その際に里山ならではの面白い光景を見せていただきました。

畑のど真ん中にトラクターが畝作りできていない箇所がポツンとあり、畦沿いにほんの少し近づくと、野鳥夫婦ケリ(鳧)の威嚇を見ることに。

畑のど真ん中にケリ夫婦が産卵していたんですね。

トラクター耕運時に気付けたそうで、卵は4つとのこと。

作付け期は間も無く迎えるのでそれまでに雛が孵って巣立ってくれたらいいんだけどねぇ、間に合わんでしょうねぇ、だろうねぇ困ったねぇ、といった会話を初めて体験するケリの命がけの威嚇の中で交わしたりと。

ケリ夫婦もきっと「この畑と農家なら産卵場所を壊さずに見守ってくれるはず」と予知して選んだに違いない。

野生の本能は恐ろしいですね。

農作業のお手伝い後も大爆笑な場面に遭遇しまして。

農友さんは「カラスに友好的な挨拶を続けると農作物を荒らされにくくなる」という説を試すべく今年から実践中だったので、興味津々にその成果を尋ねました(畑ではなくお庭で談笑中に)。

「カラスたちの反応はどうです?」と。

すると一羽のカラスが私と農友さんの頭上近くに来て(石門に架けられている支柱にとまり)、ちょうど真下に停めていた農友さんの車にボットリと糞を落とし飛び立ったのです。

まさに漫画のようなその間、2秒もなく。

ひと声も鳴きもせず、私たちの顔を見て豪快な糞のみ。

ウンともすんとも以上の成果だとカラスが答えに来てくれるとは、いやはや。

ほほう、こりゃぁ尼崎のカラスと違いなしか。

藁う門には糞来る、で締められてしまった里山遠征。

ひと段落が存在しない農作業、本日も励もうぞ。

防寒用合羽が必要なほど肌寒い朝からの真夏並みの日中が続いています。

皆さんも体調管理にお気をつけて、素敵な日曜日を。

★ 樹面師。

春はイチジクに住まうキボシカミキリの幼虫ホジホジ期です。

3月中旬頃までかなり寒かったせいか孵化が遅い印象で、3月末頃から急に暖かくなり、キボシカミキリも大急ぎで孵り始めた様子でした。

もちろん彼らの孵化も時間差があるので、1mmクラスだろうが数センチ級だろうが「ここにいるよ印」を見つけ次第ホジホジの日々です。

数日前も1cm未満の子をホジホジしたばかり。

昨秋にどれだけの成虫を見逃してしまっていたかは春に思い知ります。

小作視点では活かしたい虫、生かしたくない虫がそれぞれ存在しますが、勝手ながらキボシカミキリは後者です。

イチジク最盛期に伝えたいことがこの有様なのです。

防虫剤、殺虫剤を使わないということはどういうことかを見てもらえる時期はイチジク最盛期ではありません。

イチジクの栽培に薬を使わないということがどういうことか。

食べる時期とは違う時期に理由があります。

薬を使わない代償がホジホジ作業です。

幼虫ブッチャァ類が苦痛な方はお閉じ下さい。

この旺盛な樹液追求。小作より遥かに働き者だぜ。

スライスの度に変わるデザイン。ノコでギリする甲斐があるぜ。

彼らを樹面師(じゅめんし)と呼ぶ所以。

写真上3枚は同じ箇所の断面違いです。

手の届きにくいところを狙っては新規開拓の手を休めないキボシカミキリこそイチジク樹面師。

鋸を当てにくくなれば彫刻刀で彫り彫り。

ちゃんとね、居てほしくない箇所を選ぶハイセンスぶりにゃ毎度脱帽。

苦渋の表情に小作は鬼の平常心。慣れの威力は右肩上がり。

表舞台へ引きずり出します。そして外方を向かれるまで話しかける。

1本のイチジクの樹にどれだけの時間を費やしているのか。

数や成長具合にもよりますが、とにかく潜んでいる場所によりけり。

樹皮近くだったら数分ですが、切りにくい・彫りにくい位置なら数十分、1時間を超えることも。

この子は第1期ホジホジに4日間かかりました。

第2期ホジホジは丸一日。

かなりの数の産卵数だったので密集部分は切り落としました。

現在進行形で見つけ次第ホジっています。

ほんとにね、親の顔が見てみたい、でっせ。

薬剤を使わないということは産卵・孵化場所を提供するということなので、成虫デビューさせないよう励むのみ。

上手に隠れているつもりのイチジク樹面師キボシカミキリ。

イチジク最盛期に伝えたい、春恒例の樹面師ホジホジ。

樹面師キボシカミキリにホジホジされ、小作にもホジホジされる春のイチジク場所よりお届けしました。