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★ キジトラ猫の保護から一ヶ月が経ちました。

7月7日付の日記で少し触れた件についてご報告します。

去る6月29日水曜日に畑で小さなキジトラ猫を保護しました。

その日は午前中は曇りで予報通り昼から雨が降り出しました。私はお昼過ぎには作業を切り上げ、汗を流しひと段落ののちドライ加工内職に取り掛かる予定でしたが、時間差で帰着した母から「納屋に子猫がいた、(逃げる様子から)脚を怪我している感じだった」と聞き…。

確かに私も一度、畑で「ミャァ、ミャァ」とか細い鳴き声を耳にしたことがありましたが探しても見つからず…、おそらくたった一匹で少なくとも約一ヶ月は畑界隈で生き延びてきたであろう子猫です。

それに今まで畝荒らし(猫の立場では習性)も少なくなかったので、畑界隈で子猫から成猫まで野良猫を見かけるたび、だいぶ前なら「野良猫これ以上増えて欲しくないな」と思うだけでしたし、無責任に関わるまいと見て見ぬ振りもありました。ここ数年は「地域猫TNR」という動きもあることも知ってはいたのですが…。

遡ると子猫の目撃情報は6月初めには耳にしており、6月半ばあたりで何度かカラスの群れが大騒ぎしていたので(当時はビワやヤマモモ騒ぎだろうと思っていました)、負傷はカラスにやられたと思い込んでしまったのもあり、瀕死か車両に轢かれる前に保護して治療すれば子猫なのでもしかしたらまだなんとか里親を見つけることができるかもしれない、もしかせずに里親が見つからなかったらどないするつもりだ自分?…(はるか昔に友人の保護猫の里親探しを手伝ったことがあり難航する現実もわかっていたのにもかかわらず)

などと考えつつしていたら、カッパを着た自分が畑の納屋の前にいましてね。

ほら、人ってたまにドアホな行動に出ますでしょ。

納屋周りを必死に探すんですけど見当たらないので土砂降りが始まりつつのなか畑全体を探してもいない、道路やらお隣の田んぼを見渡してもいない、一歩遅かったかとちょっと一息休憩、と納屋に戻ったら、散々探していた納屋の前の古株イチジクの近くの雑草のかたまりの上に丸まっていたんですよ。雑草の色と同化していたので気付けなかったんですね。

あ(意訳:そこにおったのか!目の前ウロウロしてたんずっとそこで見てたんかい)!

と声を出して目があった瞬間、子猫は猛スピードで逃げ出しまして。負傷のせいか走り方が明らかにおかしいのにすばしっこいので捕獲まで難儀しました。子猫をやっとこさ捕まえ(抵抗するも力なくフラフラでした)、一旦バケツに入れて暗闇作りのため手拭いを被せ、動物病院に連絡をし、段ボールに入れかえて即病院へ連行しました。

午後3時台に捕獲に走り回り、4時過ぎに問い合わせをし、4時半には病院の待合室にいました。

待合室で待機している間にめちゃくちゃ後悔し、生きている心地がしませんでした。椅子に座ってたんですが宙に浮いているのに頭はすごく重かったです。何やっとるんやわし…と何度もぼやきました。自業自得ですけどね。

獣医さんもこちらの意志(里親が見つからなかった場合に飼う意志あるかなどの責任問題の点)に慎重なのと、子猫の状態は脱水症状なうえかなり衰弱していることもあり、とりあえずノミ除去のお薬と虫下しのお薬と栄養と水分補給のための背中点滴をし、負傷の脚については2日後に再診することになりました。こういうことは初めてだったので、子猫の身体中に星屑のようについている黒いツブツブがノミの糞だということもわからなかったです。

初診後は子猫用ご飯だけ購入して帰宅しました。

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29日の夜の様子です。推定3カ月の雄、体重は800gでした。

保護した夜は自分が招いた疲労のため爆睡でした。

翌日、空きスペースに敷いた紙ナプキンにうんちとともに大きな回虫も2匹出ておられたのと、お水もご飯もちゃんと食べるしで少し一安心の2日目でした。

この頃合いで子猫の身体を高速道路大混雑のごとく這い回る大量のノミに気づきました。

そして3日目の再診で脚のレントゲンを撮りました。

すると問題があるのは左足首と股関節の2カ所で、股関節についてはやや脱臼の状態だという診断結果でした。足首も一部複雑にへしゃげてはいるけど回復の余地はある「かもしれない」と。

深刻といえば深刻、でも今の時点ではどうこうできる段階ではない、という状況です。

まだ子猫なので、今の状態で手術をすると左脚だけ成長が止まってしまう恐れもあること&成長過程で「うまくいけば」支障ない状態に治るかもしれないとのことで、しばらく経過を見守るという最善策を選択することになりました。

目標は「なるべく狭い空間を用意して、できるかぎり歩かせないように安静を心がけること」。

その日はトイレ砂とノミ取り櫛を買いに行き、昼休憩返上でせっせと段ボール工作に励みました。

トイレ部屋が完成すると速攻で使ってくれたことには驚きと嬉しさで彼を褒めまくりました。

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この頃は左脚は常に引きずったままです。トイレ部屋との移動段差がないように高低差を工夫しました。

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この写真のあと、風通しのため側面に穴をたくさんあけたりと自分なりに頑張った段ボール工作でしたが、これだとこれからの猛暑を安泰に過ごせそうにないなと思い、過去に猫を飼っていた親友に助けを求めて、使わなくなっていたキャリーケースとケージを譲ってもらうことになりました。

キャリーケースは災害時にも必要ですし、何より通院時の「段ボールからミャーミャー=猫遺棄の疑い」を回避できますもんね。(それぐらい購入しろよというお言葉はご勘弁ください)

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20年来の親友とはいえタダでもらうわけにはいきまへん、畑の野菜を献上させてもらいやした。少ないから割りに合わん量ですが(笑)。

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キャリーケース&ケージを譲ってもらった翌日、段ボール仮設からケージ暮らしに。

安静にするにはケージ全体は広すぎるかもしれないので、余分な空間を空き箱で埋めました。

保護から約1週間、ケージ暮らしにも慣れつつな頃、子猫は毛づくろいを披露し始めました。

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恐怖心も警戒心も少し和らいできた証拠と思いつつ(思いたい)。

猫について調べると、「爪とぎ」もかなり重要だと知り、こりゃいかん、ストレスにならんよう爪とぎも用意せねば!ということで作りました。

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…気持ちが急いたせいか小さすぎた感。まぁ、使ってくれるかも微妙なのでね。

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案の定、爪とぎだと認識してもらえなかったので強制認識誘導に挑戦したところ、

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一瞬だけなんとなく合わせてくれたり。気遣いやさんなのかもしれません(と思いたい)。

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お互い「??」を交わし合った結果、そのうちを待つことにしました。

(最近は当初と比べて爪とぎでガリガリしてくれるようになりましたが、もっと大きなものを用意してあげないとと思っています)

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いつまでも「君」とか「お主」とかでは素っ気ないので、仮の名前はつけました。

フィグ・ジンジャー・テルる・ファームセン(Fig Ginger Teruru Farmsen)です。

フィグと呼んでいます。

畑のイチジク場所を横切ってイチジクと生姜の横で保護したことが由来です。

フィグ・ジンジャーと発すると、フィグ神社、無花果神社でなんとなく縁起が良さそうなので左足首も股関節もよくなってくれますようにとの希望も込めました。

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肝心の左足首ですが、普段の多くがこんな感じで折れ曲がっている状態です。

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この足首接写は先週撮ったものですが、折り曲げて摩れる箇所は今は地肌が丸見えでピンク色が痛々しい状態です。悪い方へ進行して血流しないかと心配です。

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来週あたりに診察予定ですが、「安静に」とは程遠いほどよく遊んでいるので獣医さんにその点の相談をせねばと思っています。

元気すぎる部分は自由に発散させていますがそれが良いのか妨げになっているのか…、こちらとしては見守ることしかできません。

遊ばなかったらストレスも溜まるだろうし、ほどほどに遊んではいるものの、左足首と股関節への影響がとても気がかりです。

カラスに攻撃された怪我じゃなく何かしらの圧迫損傷だと判明した時、左足首と股関節の治り具合が良好になってから里親探しを頑張らねばと思っています。

猫飼育について経験がほとんどないので獣医さんと周囲の猫先輩たちに助言をいただきながら、フィグとともにイチジク2016最盛期を乗り越えていきたい所存。

保護時から1週間はてんやわんやでしたが、一緒に午前3時半〜4時に起床する早寝早起きの仲を築きつつあります。

こういうわけでして、時折フィグの経過報告を挟んでいくかもしれません。猫が苦手な方、申し訳ありませんが猫日記のみ飛ばし飛ばしでご勘弁いただけますよう。