オオカマキリ、チョウセン(ムナビロ)カマキリ、ハラビロカマキリ。
畑内と農援者さんからいただいたカマキリの卵のう(御礼日誌は こちら )。
それぞれを紐に結びつけ、畑にぶら下げ、5月を迎えました。
紐が地味色でわかりにくいのですが、青丸印がカマキリの卵のう位置です。
ひとつ前で報告したピーナッツ移植作業の直後に見に行ってみれば。
オオカマキリの卵のうのひとつが孵化しておりました。
透明感ある乳白色ではなく褐色の体色から、孵化からだいぶ時間が経っています。
脱出しきれずに埋まったままの無念なオオカマキリもいます。
2015年前後にカマキリ孵化の観察に注力した際に学んだカマキリの過酷な現実といえば、
孵ったばかりのカマキリのほとんどが蟻の巣へ運ばれていったことです。
孵化後の最弱カマキリの最初の試練は、対蟻です。
カマキリ孵しは蟻のためではないのですが、蟻天国の当畑ならではかもしれませんね。
この卵のうにいる2~3匹も成虫になれるかどうか。
蟻の待つ地上へ散り、なんとか逃げきった最弱ながら強運の数匹のカマキリのうち何匹かが最強カマキリへと成り上がることができるという。
最強カマキリへのはじまりである最弱カマキリの孵化が始まっています。
貴殿の近くでも成虫を目指す最弱カマキリが必死に逃げ隠れしているかもしれません。
虫喰う虫の高位高虫、カマキリ中継でした。