(蝶の写真のあとにイモムシの写真があります)
遡り日誌、10月25日の巻。
タテハ蝶の、ツマグロヒョウモン(オス)です。
割れイチジクのカウンター席で、完熟ジュースをすすりにご来園。
イチジク完熟ジュースをすする姿は撮れぬままでしたが、イチジクの葉で日光浴中はこの通り。
翅のズタボロは防鳥糸も原因だと思います。
イチジクコバエが湧き、蜜がしたたるイチジクは蝶にも大人気。
このツマグロヒョウモンも、十分にイチジクの蜜を糧に出来たかどうか。
気象庁が生物季節観測(動物の初鳴き・植物の開花など)の観測の9割を年内で廃止するとの発表がありました。
蝶をはじめとする昆虫全般、蜘蛛に野鳥に雑草の新芽にと、身近な動植物の生態観測が習慣づいてきた分、これは仰天ニュース。
廃止の理由として気象台周辺の都市化による生態環境の変化を挙げていますが…。
環境変化が進むからこそ観測記録は重要だと思うのですが…。
異常気象もあるからこそ、地域ごとの観測記録の比較が重要だと思うのですが…。
あちらこちらで掲げられている、SDGs( Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)からは遠のく事態と思えるのですが…。
眉が八の字。
初観測は難しくとも、季節の移り変わりを知らせる動植物の鳴き声や飛来などを見かけた時の観測(できれば記録も)は素人レベルで続けていきたい所存。
そんなわけで、ツマグロヒョウモンの成虫姿だけではなく、幼虫の姿もお披露目。
成虫の控えめな可憐さとは対極の、攻めた色彩デザインがお見事なり。
イモムシの写真は2017年7月のものを引っ張り出してきました(残しておいて良かった笑)。
幼虫期の食草はスミレ類やビオラなど。
鉢植え栽培中の方はマジマジ間近で観察できますね♪
蝶は成虫と幼虫の変貌に感動します。
以上、イチジク純喫茶2020、ツマグロヒョウモン編でございました。