好きな食材を栽培できるようになると、種を採ったり種として利用できるように持ち越し貯蔵をしていきたいという健やかな欲が出てきます。
ショウガも種ショウガとして保存しようと挑んで腐敗ショウガにしてしまった前回から学んだ「収穫時期が来たら間をあまりおかず寒さ極まる前に収穫を済ませる」と「貯蔵へ取り込む前に収穫後はしっかりと天日干しをして乾燥させる」の2点を厳守し、ショウガを2015年11月7日に掘り上げ(収穫日記は11月8日付)、収穫後の天日干しは曇天気味だったものの1日数時間を3日間外干ししました。
水で洗浄はせず、実に傷をつけないよう気をつけながら乾いた土を指の腹でこすり落とす程度。
問題は乾燥させたショウガをどこにどう置いておくか、だったんですが…。
「ショウガは寒さに弱い」という情報から前回は過保護に断熱環境を整えたつもりでした(腐敗の原因は乾燥不足と捉えていますが)。同じように断熱環境に置くかどうかどうしようかと。
さて今回はどうしようと。「さてどうしようか」と思いつつ5ヶ月が経過しました。
単刀直入に言うと、放置して約5ヶ月経っちゃったんですね。わはは。
やる気があるのかないのか・ショウガへの情があるのかないのかと問われる行為ですね。
最後の外干しから作業室内に取り込んだままの姿かたちで放置したショウガたちがこちら、
このとおり。このショウガを裏返した様子がこちら、
このとおり。……気のせいかな、問題ないように見える。笑
約5ヶ月間ずっとこのままだったショウガたち。
まじまじ観察すると芽となる部分にふんわりと菌糸な装いがありまして、
だいたいどのショウガにも重鎮らしき芽の部分には菌糸な装いがありまして。
大丈夫なのかどうかと菌糸な装いを指先で軽く拭い取ってみたら、
いとも簡単に取れました。
劇的じゃないビフォーアフターの様子。
3個ほど菌糸の装いを取ってから、ふとよぎったんですが、
もしかしてこの芽のあたりで本体が腹式呼吸してるんでは?とか、
大切な芽の部分にだけ菌糸をまとってるのはもしかして菌糸で保護してるのかな?とか。
芽の部分も腐っているようには思えないのと(今のところ)、この写真を撮ったのは3月初旬で約一ヶ月後の4月初旬の数日前に確認したら芽の菌糸も拡がることもなく変わりなかったので、あえて取り除かんでもいいのかもしれない、と放っています。
と書いていると少し不安になってやはり菌糸な装いはすべて取り除いたほうがええんかなと思ってしまいますが…。笑
ショウガは寒さに弱いけど、ショウガにとってはここ尼崎という地場は暖かいのかもしれないし、この作業場はショウガに程よい湿度も足りているのかもしれない、ということなんでしょうかね。
わからないことだらけで憶測だらけ。笑
取り込んだ姿のまんま放置貯蔵で今のところ問題なさそうな種ショウガへの道。
このまま持ちこたえてくれるのかどうかさてはて。植え付け時に笑えるのか否かわかりませんが、再挑戦中の種ショウガはええ感じ(仮)な報告でございました。
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